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AMALIE
オイルは原油を精製して製造されますが、北米産原油を元にして精製されたパラフィン系オイルに比べ、 中近東産原油のナフテン系オイルは潤滑性能が著しく劣ります。
余談ですが戦争中、零戦や疾風など日本の戦闘機は世界最高水準の性能を誇っていましたが、 高品質な北米産オイルの使用を前提にエンジンが開発されたそうです。
北米産オイルに対抗するには、添加剤の開発や化学合成油の開発しか対抗する方法がありません。
世界中でこれほどまでに化学合成油の製造が広がりを見せたのはこのためでしょう。

ちなみに国産のオイルは鉱物油も含めてすべて中近東産のオイルです。
また国内で売られている海外ブランドオイルの多くは、中身が国産オイル・・・
というのはこの業界の常識だそうです。

さて化学合成油ですが、技術の進歩によりエステル系化学合成油の優れた特性はさらに磨きがかかり、 現在の高性能エンジンには非常に相性の良いオイルとなっています。
ただし本来の性質であるシール類への影響や加水分解作用が完全に無くなったわけではありません。
また洗浄作用も高い為、メーカーの宣伝とは裏腹に汚れやすく長持ちしにくいという結果も考えられます。
二輪車の場合、エンジンがむき出しでオイル漏れがすぐに目立つ点や、雨水にさらされる状況において、 水に弱いという特性は致命的ではないでしょうか。
特に旧車においては、シール類も当時の鉱物油ベースで開発されていますし、 エンジン内部のクリアランス等も、鉱物油使用を前提として設計されています。

アマリーの鉱物油は北米のペンシルバニア産原油の中でも、特に優秀とされるブラッドフォード油田の原油から精製されます。
素材の良さをこわさない程度に厳選された添加剤を融合させた最高級鉱物油です。
産油量が少ないため、鉱物油としては高価だと思いますが、零戦の1000馬力空冷星型14気筒のエンジンと同等のオイルを、我々のバイクにも使用できるのです。